ヤフー知恵袋にはこんな疑問がありました。

SNSをやらない人の方が賢いと思いますか?
SNSしない人って、なぜか賢い人が多い気がしますよね。僕の彼女はSNSをしない人(ラインすらあまり好きじゃない)ですが、彼女は大学教員をしています。「賢くない人」と「賢い人」のどちらかに分類するなら「賢い人」になるんじゃないかな。
逆に僕は1日10時間以上SNSに費やしてた過去を持つので「賢くない人」に分類されるはず(悲しすぎ)。
この記事では
- なぜSNSしない人は賢いのか?
- なぜSNSをする人は賢くなくなるのか?
- SNSをしなければみんな賢くなれるのか?
について解説します。
なぜSNSしない人は賢いのか?
SNSをしない人が賢い理由は7つあります。
- 自分の考えを持てるから
- 目標に向かっていけるから
- 他人の意見に左右されないから
- 自分に必要な「もの」や「こと」がわかるから
- 情報に流されないから
- プライバシーが守られるから
- 自信を持てるから
自分の考えを持てるから
SNSでは他の人の意見や考えがたくさん流れてきます。それを見続けると、知らないうちに自分の意見が影響されてしまいます。特に、人気のある意見には同意しやすくなることがあります。
SNSをしない人は自分だけの考えをじっくり深める時間を持てます。誰かの意見に左右されることがないので自分らしい視点を育てることができます。自分が感じたことを大事にできるようになります。
自分で考える力がつくと、どんな問題にも冷静に向き合えるようになります。他人の声に頼らず、自分で答えを見つける力が強くなります。それが自信にもつながります。
目標に向かっていけるから
SNSを使っているとつい時間を忘れてしまうことがあります。短時間だけ見るつもりが、気づけば何十分も経っていることも多いです。それが続くとやりたいことが進まなくなります。
SNSをやめると使っていた時間をほかのことに使えるようになります。たとえば、趣味や勉強、運動などに時間を使えるようになります。集中する時間が増えると自分の目標に一歩ずつ近づけます。
SNSをしないと、余計な情報が減るため気が散らなくなります。目標に向かって進むうえで、邪魔されない環境が大事です。コツコツ続けられるようになるので達成感も得られます。
他人の意見に左右されないから
SNSではいろいろな人の意見が一度に目に入ります。中には賛成したくなる意見や、反対したくなる意見もあります。それを見続けると、つい他人の意見を自分の意見だと思い込むことがあります。
SNSをしないとそういった影響を受けずに済みます。自分の気持ちをしっかり確認し何が大事なのかを見つめ直す時間を持てます。他人の反応や評価を気にしなくなると心も軽くなります。
自分だけの意見を大切にできれば自信も生まれます。他人にどう思われるかを気にする必要がないので自分らしさを失わずに済みます。それが自分の強みにつながります。
自分に必要な「もの」や「こと」がわかるから
SNSには友達の投稿や広告がたくさん流れてきます。それを見ると、今の自分には必要ないものまで欲しくなってしまうことがあります。いつの間にか「これがないとダメ」と思ってしまうこともあります。
SNSをしないと余計な刺激が減ります。心が静かになるので本当に必要なものが何かを考えやすくなります。他人の生活と比べないので自分にとって大切なことを大事にできます。
たとえば、家族との時間や好きな趣味を楽しむ時間が増えます。必要以上に物を買うことも減るため、お金や時間にゆとりが生まれます。自分にとって何が一番大事かを見つけられるようになります。
情報に流されないから
SNSには正しい情報だけでなく、間違った情報も流れています。特に話題になっているニュースや意見は、正確さを確認しないまま信じてしまいがちです。その結果、誤った判断をすることもあります。
SNSをしないと情報の洪水から離れられます。必要な情報だけを選んで得ることができるため、落ち着いて物事を考えられます。特に、自分が信頼できる本や記事をじっくり読む時間が増えます。
自分で情報を探す力も身につきます。SNSではなく、自分で選んだ媒体から情報を得ることで、情報リテラシーも高まります。その結果、どんな場面でも正しい判断ができるようになります。
プライバシーが守られるから
SNSに投稿した内容は完全に消えることはありません。誰がどこでその情報を見るかは分からず、知らないうちに個人情報が広がることもあります。コップや皿に自分の顔が反射したり、気づかずに個人情報を映してしまったり…というリスクが常にあります。
SNSをしなければそもそもリスクがありません。
自信を持てるから
SNSでは他人の生活や成功がたくさん目に入ります。キラキラした投稿を見ていると、自分の生活と比べてしまうことがあります。その結果、自分の今の状態に満足できなくなることもあります。
SNSをしないければそうした比較から解放されます。他人の生活と自分を比べる必要がなくなるため、心が穏やかになります。自分のやりたいことや得意なことに集中できるようになります。
自分のペースで物事を進められるので、達成感が増します。小さな成功体験を積み重ねることで自分に自信が持てるようになります。結果として毎日の生活がもっと楽しくなります。
なぜSNSをする人は賢くなくなるのか?

「賢さ」って多様な意味があります。
- IQ
- 収入
- 物事に対する処理能力
- 人間的な成熟度合い
などなど。
SNSと賢さについて詳しく書いた本(スマホ脳)によると
- 集中力
- 記憶力
- 物事を深く思考すること
- 問題を解決する能力
に注目しています。たしかに上記の能力が優れている人たちって、賢そうなイメージがありますよね。
というか、これらの能力を持っていないと賢くなれないような気がします。
- 集中力がないと、物事を最後までやりきることが難しいだろうし、
- 記憶力がないってことは3歩歩けば忘れるニワトリってことだし、
- 物事を深く考えられないと何を見ても食べても「ヤバい」で終わる(かつての僕…)し、
- 物事を解決する能力がなかったら困って立ち尽くして永遠と同じ失敗を繰り返す…
みたいなね。
つまり、集中力・記憶力・物事を深く思考すること・問題を解決する能力は賢さの源といえます。
これらの能力があるからこそ
- 自分の考えを持ったり
- 目標に向かっていったり
- 他人の意見に左右されないし
- 自分に必要な「もの」や「こと」がわかったり
- 情報に流されなかったり
- プライバシーが守られたり
- 自信を持てたり
みたいなことが可能になるわけです。
本の著者は、「SNSを使うことは超重要な賢さの源にめちゃくちゃ悪影響を与える」と指摘しています。
『スマホ脳』は、スウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセンが書いた本で、スマートフォンが脳に与える影響を科学的に解説しています。スマホの通知やSNSは脳の「報酬系」を刺激し続け、注意力や集中力を奪い、中毒のような状態を引き起こすと指摘。これが睡眠やメンタルヘルスに悪影響を及ぼすことも指摘している。
SNSには「賢さ」を低下させる仕組みがある

SNSって上で挙げた4つの「賢さ」を低下させる仕組みがすごくうまくできています。あえてこれらの能力を下げてSNSに没頭させるようにしてるんじゃ?と思うほどです。
SNSの基本動作が「賢さ」を低下させる

例えば、僕らは、X(旧Twitter)のポストやインスタの投稿をすごいスピードでスクロールして見ていきますよね。ひとつひとつのポストに対して時間をかけるってことはしません。
SNSと脳に関する研究では、
短い間隔で大量の情報を提供することで脳に刺激を与える=集中力や記憶力が低下する
ということが示されています。
指でスクロールしていろんな情報を見るって、SNSの基本動作だと思うんですが、その基本動作が「賢さ」を低下させる行動になっているということです。
こわすぎる…。
SNSで感覚的に反応することが「賢さ」を低下させる

SNSで他人の投稿に反応するときって、「感覚的」になりがちじゃないですか?
- うわーすごい!
- えーやばっ!
- それはない
- マジかよ
みたいな(かつての僕のSNS上のやりとりが浅すぎなだけだったらごめんなさい)。
こういう反応をそのまま表に出してしまうって、
- 物事を深く考える能力
- 問題を解決する能力
とは逆行しているように思いませんか。
かといって、SNS上ですごく考えた文章(長文)を投稿しようものならお気持ち表明って言われたり、反応が薄かったりしますよね。
SNS上でのやり取りに慣れてしまうと、物事を深く考える人と出会った時に「この人めんどくさっ」ってなる危険性すらあると僕は思います。
リアルで人とまともに会話できなくなるというか…。
SNSは間接的に「賢さ」を低下させてしまう

ここまで、SNSをやるという行動自体が「賢さ」を低下させる可能性があるよねという話をしてきました。
実は、SNSの間接的な影響というのも無視できないということがわかっています。
例えば、ついつい夜遅くまでSNSをやってしまって常に寝不足気味とかは、SNSにハマってる人ならあるあるです。
睡眠不足な人は、しっかり睡眠をとっている人より
- 問題を解決に必要な時間が約20%長くなる
- 短期記憶のテストが約40%低いスコアを記録
みたいな研究結果があることからも、
SNSをやる→睡眠不足になる→記憶力・問題を解決する能力の低下
というプロセスはあるだろうなーという感じ。SNSのこわい所は、
「賢さ」が低下⇔リアルよりSNSのほうが居心地が良くなる⇔SNSにハマる
というループに陥りやすいところにあると思います。
SNSは「賢く」使えば可能性が広がる

SNSは「賢さ」を低下させると不安をあおるようなことを言ってきましたが、賢く使うとそうでもないということもまた、僕は思っています。そもそも僕の中ではSNSって可能性の塊みたいなイメージです。
その分野の著名人とも繋がれたり、日本を飛び越えて世界につながってるツールです。
たとえば、Xである事柄についてのポストに出会ったとき、
- 自分と同じ意見ではない人の意見も耳を(目を?)傾ける
- 身近な人の意見だけじゃなくて海外の人がどう考えているかまで視野を広げてみる
みたいな視点を意識してSNSを活用すれば、クリティカルシンキングが鍛えられるだろうし。
海外の人と趣味でつながって英語できるようになるとか、SNSでビジネスチャンスを得ることだって無限にできる。
【結論】SNSは賢さを低下する危険と隣り合わせということを理解しておく

SNSを利用する時は、SNSを利用することは賢さを低下させる危険と隣り合わせであることを意識しておくと、賢さの低下を防ぐことができるかなと思います。
僕は今回記事にした内容以外のことも考えた上で、「SNSやらない人」になって約2年ほどたちます。
- なんか最近SNS疲れたかも
- SNS楽しくなくなってきたかも
みたいな人は下記の記事も参考になるかもしれません。
もっと深堀りした内容が知りたいって方はぜひ「スマホ脳」を読んでみてください。