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絵描きのSNS疲れ:いいね・フォロワー・交流…本当に必要ですか?

絵描きのSNS疲れ:いいね・フォロワー・交流…本当に必要ですか?

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絵描きのSNS疲れあるある

絵描きとしてSNSを使ってるとふと違和感のある行動や「あれ?」と思う感情を持ってしまうことがあります。

  • いいねの数を気にしてしまう
  • 自分の絵に対するいいねと、他人の絵に対するいいねを比べてしまう
  • いいねを意識した絵を描くようになってしまった
  • フォロワーの増減に一喜一憂してしまう
  • 交流がしんどくなってきてしまった
  • ほかの絵描きの上達具合に落ち込んでしまう
  • 神絵師の絵と比べてしまう
  • 神絵師とほかの絵描きとのやり取りにもやもやしてしまう

このような感情や行動は放っておくと嫉妬や劣等感につながりやすいです。そうすると「なんかX疲れたな」「インスタしんどいな…」とSNS疲れを感じるようになってしまいます。

絵描きは魂を込めて世に作品を生み出す人たちです。「好きなもの」や「大切なもの」を比較してしまうと心すごくストレスがかかります。絵描きがSNSで感じる疲れは一般的なSNS疲れよりも深刻になりがち(描くことをやめてしまったり…)なので、SNS疲れを感じたらはやめに対処するようにしましょう。

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そもそもSNSに絵を投稿するのは「いいね」のため?フォロワー数のため?

SNSは使用者の価値観をすり替えたり、本質を見る目を曇らせるのが上手いです。とにかく「いいね」やフォロワー数、リプにこだわらせて承認欲求や嫉妬や羨望をあおって没頭させやめさせられなくする仕組みがあります。

僕ら使用者側はそれを意識しないと、知らないうちに価値観をすり替えられて必要のない努力することになり疲れてしまいます。

絵描きがSNS疲れを感じたら自分を振り返ってみる

たとえば絵に対する「いいねの数を気にしてしまう」という悩みを持っていて、SNSに疲れたなと感じている場合。

  1. そもそも自分が絵を描く理由はSNSでいいねをもらうためだったのか
  2. SNSでいいねをもらうことは自分が絵を描く上で重要なのか

一度問いかけてみてください。自分が絵を描くのはなぜなのか?を立ち止まって考えてみるということです。どんな答えでも否定する必要はありません。

「別にいいねのためじゃないな…もらえたらうれしいけど」という答えでもいいし、「いや、いいねの数こそ絵描きとしての評価だから重要」という答えでもアリ。重要なのはこの答えをさらに掘り下げていくことです。するとSNSを使う目的が決まってくるので、不要なSNS疲れを防ぐことができます。

「別にいいねのためじゃないな…もらえたらうれしいけど」のケース

〈掘り下げ1〉

じゃあどうしていいねの数にこだわっているのか?→もともとはそんなつもりじゃなかったけど、知らないうちに気にするようになってた

〈掘り下げ2〉

今後もこだわる必要があるのか?→いいねにこだわると絵を描くのが楽しくなくなるのでこだわりたくない

〈掘り下げ3〉

んじゃいいねにこだわらないとして、どうしたい?→自分の絵を好きだといってくれる人とたのしく交流したい

〈SNSを使う目的〉自分が描きたい絵を描いて、それを好きといってくれる人と交流するため

あくまでも例ですがこんな感じ。〈掘り下げ1〉の段階でとハッ!と我に返る人もかなりいるんじゃないかなと思います。自分が描きたい絵を描いて、それを好きといってくれる人と交流したいなら、「いいね」にこだわるSNSの使い方はちょっとズレてますよね。

もう一つのケース。

「いや、いいねの数こそ絵描きとしての評価だから重要」のケース

〈掘り下げ1〉

どうしてその評価が必要なのか?→将来的にSNS上で仕事をもらえるようにしたいから有名になりたい

〈掘り下げ2〉

(いいねの数が少なくて気にしてしまうなら)どれくらいのいいねが必要だと自分では思っているのか?→神絵師ほどはムリだと思ってるけど3ケタは欲しい

〈SNSを使う目的〉いいねをもらうための交流用、もしくはフォロワー多い絵師にリポストされるような絵を投稿するため

「いや、いいねの数こそ絵描きとしての評価だから重要」と思っていて、いいねの数を気にしてしまってしんどいというSNS疲れの場合、自分が目標とするいいね数があるはずです。がんばってもそこに達しないからしんどい。

なら、SNSを使う目的もその目標を達成するために戦略的に考える必要があります。

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【目的別SNSの使い方】マスターしてSNS疲れとおさらばしよう

SNSを使う目的がわかれば。SNS疲れせずにSNSを楽しめるようになります。きっとこういう目的でSNSを使うことになる人が多いだろうなというのをいくつかあげてみました。

  1. 交流がしんどい→SNSは作品発表のみの場とする
  2. いいね・フォロワー増やしたい→交流しまくる
  3. 小さく深く交流したい→鍵垢にする
  4. 定期的にしんどくなる→短期的なSNS断ちする
  5. しんどいけどやらねばならない→SNSは他人に任せる

絵描きやクリエイター活動をしている人とっては、SNSは自分の作品を発表したり、同じクリエイターの人とつながったり、ファンを含めた多くの人とつながる場として活用されることが多いです。

これってすごくいいことだと思うのですが、SNSの性質上

  • 自分の作品と他人の作品を比較しやすくなってしまう
  • 自分もこれくらいのクオリティが必要だと無理をしてしまう

みたいになってしまうリスクがあります。

あまりにも行き過ぎてしまうと、追い詰められてトレースしてしまったり(定期的に炎上してますよね)、逆に作品を描けなくなってしまったりと、行きつく先は不幸であることが多いです。

1~5の5つの使い方のうち、自分に合った使い方を選べばSNS疲れが解決できるはずです。

SNSは作品発表のみの場とする

SNS疲れを感じている絵描きの多くは、フォロワーの反応を気にしたり、他人の作品と比較してしまうことでストレスを感じてます。

SNSを「作品発表の場」に限定することで、自分が創りたいものを表現することに集中し、承認欲求や評価に振り回されずに済みます。

たとえば

  • 投稿後は反応を見ずにSNSを閉じる
  • フォロワーとのやり取りをシンプルにする(返事の代わりに「いいね」押すだけ・「ありがとうございます」だけなど)
  • 意識的にシンプルな使い方を心がける

SNSをたくさんの人とやり取りして「つながる場」として使うのではなく、作品発表の「場所」ととらえるということです。フォロワー数や「いいね」に依存することがなくなるというメリットがあるかなと思います。

この使い方がおすすめな人
  • 作品を発表できる場があればいい
  • ファンとの深いやり取りは求めていない
  • 他人の評価よりも自己表現を重視している
  • 作品作りに集中したい

交流しまくる

思ったようにいいねがつかなくて「自分の絵には魅力がないのかも」と疲れてしまってる人はいったん交流メインの使い方に振り切ることをおすすめします。

実はSNSの絵に対する「いいね」って「この作新素晴らしい!!」だけじゃないです。

  • いつも交流してるからいいねしとこ
  • いいねしてくれてるから返しとこ
  • 仲いいからいいねしとこ

こういう作品に対しての「いいね」じゃないケース、よくあります。自分よりあきらかにうまくないのにいいねの数が多い人っていませんか?そういう人は交流をがんばってることが多いです。いいねをもらって有名になりたい!という目標がある場合、この方法はかなり有効です。

ただ、この方法はどれくらいまでがんばるのか?をあらかじめ決めておかないと永遠に終わりがなくて疲れ切ってしまう可能性があります。

この使い方がおすすめな人
  • いいねを増やしたい
  • リポストされるようになりたい
  • フォロワーを増やしたい

鍵垢にする

誰でも見られるオープンなアカウントだと、知らない人からのコメントや批判、不要な比較などでストレスを感じてしまうことが多いです。

鍵垢(非公開アカウント)に切り替えればフォロワーの承認制にできるため、自分にとって信頼できる人たちだけがフォロワーとなります。

鍵垢にすると

  • 安心感のあるプライベートな空間で交流を楽しめる
  • 深いやり取りができる
  • 気負わずにSNSを利用できる

といったメリットがあります。

どんどんファンを増やしていきたい!拡散してほしい!という場合はこの方法はおすすめできませんが、オープンな場でのやり取りが疲れる…という人にはおすすめです。

この使い方がおすすめな人
  • 批判を避け、信頼できる人とだけ交流したい
  • 少人数のファンと近い距離感で関わりたい
  • ネガティブなコメントを避けたい
  • 安心できる環境で作品を見てもらいたい

短期的なSNS断ちする

「SNS断ち」とは、一時的にSNSから離れることで心をリフレッシュすることです。デジタルデトックスと言われることもあります。一定期間SNSを使わないことで焦りや他人の評価を気にしすぎる状態から解放されるので、ストレスがかなり軽減されます。

SNS断ち、僕は2年前からトライしていて、僕の場合は結局SNSを全く触らない期間が1年近くありました。

【SNS断ち歴2年】今でも感じてるSNSをやめてよかったこと・わるかったこと

そこまでいかなくとも、例えば、数日から1週間程度の「SNS断ち」を習慣にするだけでも大分違うのではないかなと思います。ついついスマホを触ってしまう…という方はこういうのがおすすめ。

時間を指定してスマホをボックスに入れるとロックされるので、物理的にどうあがいてもスマホが触れなくなります。笑

この使い方がおすすめな人
  • 気分転換が必要なタイプ
  • 他人の投稿に影響されやすい
  • 自分のペースで創作活動を続けたい

SNSは他人に任せる

SNSの投稿や更新作業を他人に任せるのも、SNS疲れを防ぐための有効な方法です。

これはある程度収入のある絵描きやクリエイターで、かつSNSをやめることができない(集客目的などでSNSを運営している)場合に当てはまります。

信頼できる友人やマネージャーに運営を委託することで、クリエイター自身は創作活動に集中できます。

SNSは他人に任せると

  • SNSが気になってしまう習慣ができている人も、他人に任せることでそのストレスから解放される
  • コメントやDM対応も任せることができる
  • 面倒なやり取りや煩わしさからも解放さる

といったメリットがあります。

アカウントの中の人が本人ではないというのは案外よくあることなので、作品作りに集中したい!という場合はぜんぜんアリな選択肢だと思います。

この使い方がおすすめな人
  • マーケティングよりも創作時間を優先したい
  • 事務作業やSNS対応に煩わしさを感じる
  • コメントやDM対応が苦手
  • SNSに時間を割けない
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おわりに 絵描きのSNS疲れ:いいね・フォロワー・交流…本当に必要ですか?

  • いいねを意識した絵を描くようになってしまった
  • フォロワーの増減に一喜一憂してしまう
  • 交流がしんどくなってきてしまった

など、絵描きなどのクリエイター系はちょっとした違和感を放っておくと、SNS疲れから作品を生み出せなくなってしまうこともあります。

多くの人にとっては「絵を描くこと」が目的のはず。SNSのいいねやリポストが目的になってしまっていたら少し立ち止まってみるといいかもしれません。

一度完全にSNS断ちしてみるのもおすすめです。