SNSは便利ですが、起きている時間ずっと気になってしまうくらいになると「ちょっと距離を置きたい…」と思うことがありますよね。とはいえ、初めて距離を置く場合「どれくらい離れたら良いのか?」「どれくらい効果があるのか?」とわからないことも多いはず。
この記事では、
- SNS断食のやり方
- どれくらいの効果があるのか
- 実際やってみた(僕の)感想
を解説します。SNS断食はSNSにどれくらいハマってるか?で断食の方法・効果を感じる程度・しんどさが異なります。記事を読めば、SNS断食の方法がわかるだけでなく、自分に合った断食の方法を選べるようになります。
SNS断食とは?SNS断ちとは違う
SNS断食とは、一定期間SNSを完全に利用しない取り組みのことです。SNS断ちと似ていますが、僕的にはけっこう違う。
このサイトではこんな感じに定義しています。
SNS断食:1日から1週間程度SNSを完全にやめることを指す
SNS断ち:数時間~数年SNSをやめることを指す
ちなみに似た言葉にデジタルデトックスがありますが、これはSNSに限らずすべてのデジタル機器(ゲーム・テレビ・パソコンetc)から離れることを指します。
SNS断食のやり方
SNS断食のやり方は以下の通り。
たとえば僕の場合、6日間のSNS断食をすることにしました。X(旧Twitter)に「仕事忙しくて1週間ほど低浮上」みたいなポストをした記憶があります。インスタはイベントごとがあったときに投稿する利用方法だったので特に連絡はナシ。
社会人になって学生時代と違いラインで友だちと日常的にメッセージのやり取りをすることもなくなっていたので、ラインで連絡したのは彼女のみでした。
触らない仕掛けは「スマホからSNSアプリを削除」でした。
断食期間:6日間
断食したSNS:ライン・X(旧Twitter)・インスタ
連絡有無:X(旧Twitter)とライン
触らない仕掛け:物理的に離れて運動して触る時間を減らす
SNS断食をする期間を決める
SNSにどれくらいハマってるかで変わりますが、はじめてなら1日くらいの短期間がおすすめです。もともとそんなにハマってないなら3日くらいからはじめてもいいかも。食事・勉強・そのほかのことをしてる最中もスマホに触れないとソワソワする人はSNSにハマってる勢だと思うので短期間からやりましょう。
最初から長期間やろうとすると失敗するか、イライラしすぎて二度とやらねぇって気持ちになること間違いなしなので。
僕はもともと1日10時間以上SNSを触ってる人間でした。社会人になって多少マシになったものの(就業中は触れないので)、食事中~トイレ~風呂~寝る寸前~までずっとスマホ片手に行動して感じ。数時間のSNS断ちも試みてた時期がありますが、何回も失敗してます。
失敗から学んだことは物理的に離れるのが一番効果あるってことと、暇な時間を作らないことが成功につながるっていう2つ。失敗体験談が気になる方は下記記事をどうぞ。
必要なら各所に連絡する
普段からメッセージのやり取りをしている人がいるならSNS断食をすることを伝えておくのがおすすめです。その時は、メッセージ送らないでね!の一言を入れておくことが重要。なぜなら、通知が来たら気になって仕方がなくて見ずにいられないから。
相手を心配させないためにっていう意味だけじゃなく、途中で誘惑に負けるリスクを可能な限り減らすという意味でも連絡しておくことは重要です。
僕の場合、頻繁に連絡を取り合う相手として彼女がいました。彼女自身SNSをやらないタイプだったので、ラインのやり取りを控えることについても「OK!」と軽い感じでした。断食で関係性が悪くなるのは避けたいはずなので、しっかり伝えておくのが重要です。
SNSやらない人ってどんな感じ?と気になる方は下記記事をどうぞ。
SNSを触らない仕掛けをする
SNSを触らないようにする仕掛けはたくさんあります。SNSにハマってる程度で選ぶのがいいと思います。

僕がSNS断ちをしたときはタイムロッキングコンテナの存在を知らなかったので使えなかったんですが、これめっちゃいいですよ。指定した時間内、マジで開かないので。

タイムロッキングコンテナを使うなら、自分的にちょっと高いな…と思うくらいの価格帯を選ぶのが重要です。理由は高価だと壊すのに躊躇するから。タイムロッキングコンテナを使うレベルの人は、わりとSNSにハマってるタイプのはず。安いの選ぶと我慢できなくて壊しちゃう可能性高いです。
僕の場合は6日間断食の前に数時間のSNS断ちを何回も試みて失敗するという経験をしています。試行錯誤の結果、
- SNSから物理的に離れる(スマホからSNSアプリを削除。iPadに移す)
- ジムに通って触れない時間を作る
という組み合わせで6日間断食を成功させました。それこそ最初は夜はジム行って疲れてるので触らないけど、朝は触ってしまうみたいな時期も続きました。あるとき「チャレンジしてみよ」と思い立ってやってみたらようやく達成!という感じだったので、断食は最初から達成できる人ばかりとは限らないです。
僕のSNS断ち試行錯誤はこちらで記事にしています。
≫SNSやめたい!しんどい…僕がSNSから離れるためにしたこと
「物理的に離れる×運動する」というSNS断ちはその場限りの断食とは違って、SNSとの付き合い方自体を変えることができるのですごくお勧めです。
SNS断食したら心と身体が変化する
心と身体の変化はSNSハマってる勢かそんなにハマってない勢かでかなり変わります。
そもそも変化の過程はこんな感じ。
- ちらちらスマホをみてしまう。イライラしたりもする。気になって仕方ない。暇。孤独。
- 1を脱すると身体と心に余裕ができはじめる。暇。孤独。
- うまくいけば時間を有効活用できるようになる。暇や孤独を感じなくなる。
SNSハマってる勢は1の時点でソワソワイライラしてギブアップする人も多いはず。ちなみに僕も何回か失敗してます。そんなにハマってない勢なら1日~2日くらいの断食で2の段階にいける人も割といます。
2の段階では「何したらいいんだろ?」「暇すぎる」という気持ちが強くなります。明確な変化は
- 頭があきらかに軽くなる
- 良く寝れるようになる
- 朝すっきり起床できる
- 自分軸を考えはじめる
などなど。これに連動する形で、運動や自炊、趣味もやり始める人が多いです。この時に上手いこと3にいけるように何かをし始めることができたら、単純なSNS断食にとどまらずSNS断ちして人生を変えることもできます。「断食したけどやっぱSNSはやめらんねぇわ」って人は3にいくことなくだいたい2で終わってます。
3までいったらマジで人生が変わります。SNSに費やしてた時間を他のことに使えるようになります。ただ、ネットで断食している人を見るとここまでいってる人はあんまり多くなさそう。まあ、ネットの世界は一部なので、実際には僕みたいに人生変わった人はいっぱいいるかもしれません。
僕は心の変化がすごく大きかったです。断食を達成したあと「あ、これ、SNSやめれるな」と思いました。7日目にSNSにアクセスしましたが、すごく距離感を感じる。興味もあまり持てない。「ほかにやりたいことがあるからササッと確認だけしよう」という気持ちでした。
僕の場合、数時間のSNS断ちを何回も試みて失敗して試行錯誤してる中でのSNS断食だったので、わりとスッと執着を手放せたのかもしれません。ちなみにいまはSNSをやめて2年ほど。インスタは再開してるけど1日の使用時間は0分~10分くらいでやってないに等しい。SNSをやめたからのこともいくつか記事にしています。
SNS断食の感想
SNS断食はSNSをやめたいけどやめられない事情がある人にはかなりおすすめだなと思いました。
やめられない事情というのは単純に知り合いがいるからやめられないというのではなく、たとえば
- 仕事SNSを使ってる
- 広報媒体としてSNSを使ってる
- 遠方の大切な人とのやり取りに使ってる
とかね。
SNSにハマってない勢なら1日断食でも十分効果が得られると思います。頭を埋め尽くしてる(たいていどうでもいい)情報がなくなってすっきりする感覚は一度味わって見て欲しい。
逆にやめられない事情が単純に「暇だから」「孤独だから」「知り合いがいるから」…みたいな場合は断食より長期的なSNS断ちの方がおすすめかな。そういう人はSNS断食で数日やめたくらいじゃ結局しんどいながらSNSを続けてしまうはず。僕がそうだったからわかる。
SNS断食で暇と孤独を感じるなら
「SNSから距離を取りたくてSNS断食をしてみた。けどうまくいかない。だって暇すぎる!」
みたいに感じる方は、僕のSNS断ちを参考にしてみてください。
これは長期的なSNS断ちに関する記事だけど、SNS断食で感じる暇と孤独はSNS断ちの時に感じるものと同じ。なら、解決方法も同じです。僕の方法は「短期的にSNSをやめる」ことだけを目標にはしていません。
「SNSをやってしまう。それ以外することがない。息抜きの場所がない。さびしい」といった問題を根本的に解決してSNSと適切な距離を保ちつつリアルを充実させる。そういう解決方法です。